歯周病 その1
歯周病の初期段階を自己診断に頼ってはいけません。歯周病は眼にみえない歯の裏側からおこることが多いのです。そしてほとんどの場合痛みを伴いません。
今まで虫歯もなく、自分の歯は健康であると思っているとしても、歯科医の検診を定期的にお受けになることをお勧めします。そうすれば、歯科医や衛生士は歯周病を初期段階で発見することができます。早期に治療を行えば、歯周病の治療は簡単なもので済みますし、費用もわずかで済みます。
定期検診で、歯科医は患者の歯肉の色をチェックしたり、膨れ上がった歯肉やぐらついている歯がないか、噛みしめ癖がないかどうかを検査します。
プラークのバクテリアが、歯周病を起こす原因となる毒素を作ります。
歯周病はそのまま放っておくと、やがては骨が破壊され、歯肉の退縮を招きます。歯周病によって歯を支える骨が破壊され歯は抜け落ちていきます。
以下のことを守れば歯周病の予防は可能です。
・ | 歯ブラシやデンタル・フロス、歯間ブラシ、スペースブラシを正しく使って、プラークを全て取り除いてください。 |
・ | 歯周病の定期検診をお受けください。 |
・ | 適切な治療をお受けください。 |
・朝起きて口の中が臭くないですか?
・歯みがきすると血がでませんか?
・歯ぐきが、赤くブヨブヨしていませんか?
あてはまっていたら歯周病にかかっています。
冷たいもの、熱いものが歯にしみる。
歯がグラグラしてくる
放っておくと抜けてしまいます。
歯周病は自然に治ることはありません。自覚症状がないうちの早めの予防が大切です。
予防方法
1. | 口の中を清潔にしておきましょう。 |
2. |
食後に歯みがきをしましょう。 |
3. |
歯間ブラシ、デンタルフロス、タフトブラシなどあなたに合った補助器具を使用しましょう。 |
4. |
歯石がたまったらとってもらいましょう!(1年に2〜3回はとってもらいましょう。歯ブラシでは取れません!) |
・口の中のことに関心がない
・やわらかいもの甘いものばかり食べている
・口で呼吸する癖がある(口が乾燥しやすく、炎症か強まる)
・歯ぎしりをする
・歯並びが悪い
・タバコを吸う
・糖尿病
・女性の思春期、妊娠、更年期(骨そしょう症)
・不摂生な生活
・ストレスが多い(睡眠中くいしばったり、身体の抵抗力が低下)
・薬の副作用(抗てんかん薬、血圧の薬、自己免疫疾患の薬)
ご自分の日常生活を見直してください。