歯周病 その3
歯は正しい方法で丁寧に磨きましょう
『みがいてる』と『みがけてる』とはちがいます。
虫歯のできやすい所
・歯と歯の間
・歯と歯ぐきの境い目
・奥歯の噛みあわせ
特に、歯と歯ぐきの境い目は、歯周病になりやすい所です。
歯と直角に歯ブラシを当て、1cm程度の振動で磨きます
・特徴 操作が簡単で清掃効果も高いので、幼児から成人までに適しています。
毛先を歯に45度の角度で当て、5mm位の幅で振動させて磨きます
・特徴 歯と歯ぐきの境い目の清掃効果が高いので、歯ぐきの弱い人に適しています。
歯並びの凹凸部に歯ブラシを縦に当て、上下、左右に小さく振動させて磨きます
凹凸部に歯ブラシをきちんと当て、小さく動かさないと汚れは落ちません!
歯ブラシの大きさは2本の指にブラシの毛がかくれるもの(なるべく小さめのもの)がよいです。小さい方が小回りがきくからです。素材は、シンプルなナイロンがよいでしょう。ブタ毛は柔らかすぎるのでやめましょう。
後ろから見て毛がはみだしたら取り替えてください。なるべく一ヶ月に一度は取り替えましょう。
歯ブラシのパートナー
●デンタルフロス(糸ようじ)
フロスは40cm位の長さに切ります。左右の人差し指に2、3回巻き付け固定します。歯と歯の間に糸を入れます。あまり強く入れると歯肉を痛めますから気をつけましょう。
●歯間ブラシ
・歯と歯の間に歯間ブラシを通してください。
・適切なサイズの指導を受けて下さい。
<注意点>
歯間部の炎症(赤く腫れている場合)のある所に歯間ブラシを通すとかなり出血しますが、1週間も使っていれば血は出なくなります。
歯間ブラシを使っても歯は開きません。炎症が無くなります。歯肉が引き締まって隙間はできますが、健康になった証拠なのです。
●タフトブラシ
歯と歯肉の境目、奥歯や歯並びの悪い所、前歯の裏や治療したところの仕上げ磨きに適しています。
歯ブラシでは歯についた汚れの60%ぐらいしか取れないといわれています。
歯と歯の間の汚れがほとんど取れません。
ですから、上で説明してきたデンタルフロスや歯間ブラシ、タフトブラシがとても有効です。
使い方が分からない時は、指導を受けてください。